7/31~8/25で行います。参加をお待ちしております。
1学期のテストを終えて
中学1年生・高校1年生のみなさんは1学期のテストを終えてどのような感想を持たれましたか?もし満足のいく結果が得られたなら,今後もその調子でテスト対策を進めてください。
今回は思ったように点数が取れなかった人は,テストに対する取り組み方を振り返る必要があります。
今までの学習の仕方では成果が得られなかったという事実をしっかりと意識して,なぜ点数が取れなかったのかきちんと把握したいですね。夏休みは復習に最適です。学習習慣の確立をしていきましょう。
大学受験において、基礎固めはとても重要なものです。しかしその一方で、基礎を土台として本番の試験に向けて準備するためには、数ヵ月~半年はかかります。したがって、基礎固めは高校3年生の夏までに終わらせておくべきでしょう。
特に9月以降は、問題集や過去問、模試を活用してアウトプットに力を入れていきたい時期です。また、12月は共通テストが間近に迫っているため、基礎に時間を割くのが難しくなってきます。余裕を持って勉強を進めるためにも、基礎固めは早めに終わらせておきましょう。
大学受験を考えているなら、高校に入学した時点から大学入試を意識しなければなりません。
ただ漠然と高校に行くのではなく、何をするのかを意識し、目的を持って高校生活を送らなければ、あっという間に高校3年間は過ぎてしまいます。
大学受験の勉強は高校3年からでは間に合いません。
1,2年生の間にしっかりと基本を身に付けることが大切です。
学んだことは奪われない
この言葉を聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。以前にテレビコマーシャルで放送されたことばです。
実はこれは「ユダヤの格言」から引用された言葉だったということをご存じでしょうか。
ユダヤ人はノーベル賞受賞率の高さで有名です。世界人口の約0.25%しかいないユダヤ人ですが,ノーベル賞の受賞率は20%ほどになります。ある意味異常なほど高い受賞率には一定の理由が存在するようです。今月はこのユダヤ人の勉強に対する考え方をみてみましょう。
まずは学習と勉強のそれぞれの言葉の定義についてみてみましょう。
学習
①学問・技術などをまなびならうこと。
②学校で系統的・計画的にまなぶこと。
③人間も含めて動物が,生後に経験を通じて知識や環境に適応する態度・行動などを身につけていくこと。不安や嫌悪など好ましくないものの体得も含まれる。
勉強
①学問や技芸などを学ぶこと。
②物事に精を出すこと。努力すること。
③経験を積むこと。
④商人が商品を値引きして安く売ること。(大辞泉より)
学習も勉強も日本語ではほぼ同じ意味になります。これを英語に置き換えてみますと,英語で“勉強する”という意味の語は,代表的には二つあります。learnとstudyです。learnは,先生の見本をお手本として見ながら,まねをすることを通して学ぶことです。studyは,自ら研究し,調査して体験的に学ぶことを意味します。高校を卒業するころまででlearnを終え,大学からは,studyが中心になることが理想ですね。
よく保護者の方から「勉強の仕方がわからないので,教えてやってください」という言葉を聞きます。各教科において勉強の仕方はもちろんさまざまが,どんな教科であっても勉強をすることに対する心構えは共通していますので,ユダヤの格言の見習いたいところを取り上げてみました。
勉強について
・一日勉強しなければ,それを取り戻すのに二日かかる。
・恥ずかしがる人は,よい生徒にはなれない。人はどん欲に学ばなければならない。
・学んだことを復習するのは,覚えるためではない。何回も復習するうちに,新しい発見があるからだ。
・最も大切な事は,学習ではなく,実行である。
・出逢った人すべてから,何かを学べる人が最も賢い。
・人間は,20年かかって覚えたことを,2年で忘れることができる。
教育について
・子供は幼いときは厳しくしかり,大きくなったらしかるな。
・幼い子供は厳しくしつけるべきだが,子供が怯えるようなことがあってはならない。
・子供は,両親が家で話すことを街でしゃべる。
・子供は,両親の話し方をまねる。性格はその話し方で解る。
・自分のことだけ考えている人間は,自分である資格すらない。
・豊かな人とは自分の持っているもので,満足できる人のことである。
・人を賞賛できる人こそ,本当に誉れ高き人である。
・真に貧しい者としてとどまっているのは,知性のない者だけ。
書籍について
・本のない家は,魂を欠いた体のようなものだ。
・もし,本と服を汚したら,まず本から拭きなさい。
・もし生活が貧しくて物を売らなければならないとしたら,まず金,宝石,家,土地を売りなさい。最後まで売ってはいけないのは本である。
・旅の途中で故郷の町の人々が知らないような本に出会ったら,必ずその本を買い求め,故郷に持ち帰りなさい。
ユダヤ人は,過去の経験から教育の大切さに気づき,子供が生き延びる上で何が大切か,実践してきたようです。
彼らは,長い迫害の経験からアタマの中身があれば,財産が奪われたとしても,どこでも生きていけることを悟ったのです。それだからこそ彼らは教育を大切にしてきました。そしてそれを伸ばすためには,楽しんでやることが有効であることを学んできたのです。
その中でもとりわけ子どもたちに教えたことは「学ぶことは楽しいことだ」です。
αセミナー内にある通信制高校の行事で調理実習を行いました。これからも定期的に調理実習やイベントを行っていきたいと思います。
今の高校に行きにくさを感じられている方は気楽にお問合せ下さい。今の学年のまま高校を卒業することも可能です。
レポート指導やスクーリングも卒業までしっかりフォローいたします。
では次に高校生・大学受験生向きのお話をします。
受験に必要なものは「真の学力」です。つまり「読書の経験」「思考を重ねる体験」「実際に体験したことの総数」
「語彙力」「漢字を書く能力」「論理的思考」などの積み重なったものです。このことからわかることは「読書」と
「思考」が大切だということです。
これは英語においても同様で,原則は「多読」「多聴」「英作文を多く書く」ことが求められます。
「多読」については,受験では難解な英文を読むことが必要ですので,高校1年生から精読をする習慣を身に付けましょう。
αセミナーでは精読に力を入れてきました。その結果,英語が得意な生徒が増え,旧センター試験や共通テストで9割取れる
生徒が何人もいました。巷ではまず初めて多読に挑戦するためには自分のレベルより少しやさしめで辞書を引かなくても読めるものを
読むことが言われていて,それは英文に慣れていない人に向けて紹介しています。大学受験で英語の高得点を
目指す人も慣れるまでは少しやさしめから始め,徐々に文字数を増やし難易度も上げていきましょう。
「多聴」はスクリプトの付いた教材を選び,「聴いて読んでチェックする」ことを繰り返しします。リスニングの
テストのない人も英文を速く読むためにはリスニングの練習が必要です。そして自分の発音にも気を付けてみましょう。
そのためには音読の練習も大切です。必ず模範となる英文を聞ける環境を整えましょう。今では教科書の音声をQRコードから
再生できます。ぜひ活用してください。
読解には「文の構造分析」が重要です。5文型は必ず理解しましょう。そしてパラグラフの内容を簡単にメモする習慣をつけると
内容把握ができ,設問を解く際に最初から長文を読み直す必要がなくなり,時間短縮できます。
英作文もただたくさん書けばよいのかと言えばそうではありません。定型の暗記と難しい日本語を平易な英語に変換する
訓練が必要です。やみくもに書いてもうまくなりません。まずは定型をしっかり定着させましょう。
最後になりましたが,単語は絶対に必要です。長文の内容から推測できる単語も多くありますが,まずは教科書レベルは
完璧に暗記し,その中の単語の派生語も合わせて覚えていきましょう。語彙の広がりを感じられる学び方が必要です。
新学期が始まり,中学新1年生の皆さんもそろそろ新生活に慣れてきたころでしょう。
授業が始まり,小学校英語との違いに少し戸惑っている人もいるかもしれません。
そこで今回は英語の学習の仕方についてお伝えしたいと思います。
小学英語では,歌を歌ったり,ゲームをしたりと先生やクラスのみんなとのやり取りが主でした。
中学校の英語では,小学英語の要素も残しつつ机での学習が大半となります。
中学英語では各 Unit の新出単語,英文法の解説やそれが組み込まれた英文の読解や会話文の学習が主となります。それに付け加えて,発話したりリスニングをしたりといろいろな要素が盛り込まれます。
新1年生でクリアしないといけない課題で,一番多いものが英語を書く・単語を覚えるという作業に関わる課題です。学習した単語・英文法・基本例文はそのつど暗記していきます。定期テスト前に一度に全部を覚えようとは決してしないでください。毎回確実に覚えることを私たちは推奨いたします。
定期テストの前には学校のワークや塾で使用するテキストを何度も繰り返し解くこと,教科書の音読・暗記をしましょう。それができれば何も不安に思うことはありません。私たちも授業の間にこのことの徹底をしていくことを目標にしています。
夢を実現させるために
前回の続きで,最後になります。
中学3年生で3年後に大学受験を考えているなら,高校に入学した時点から大学入試を意識しなければなりません。ただみんなが行くから何となく漠然と高校に行くのではなく,高校に行って何をするのか,したいのかを意識し,目的を持って高校生活を送ってください。あっという間に高校3年間は過ぎてしまいます。大学受験は高校3年生からするものだと考えている人は実は大変多いです。
しかし大学受験の勉強は高校3年からでは間に合いません。高校生の早い段階で大学に行って何がしたいのかが明確でなければ,どこの大学に進学するのが最適なのかがわからないですし,その対策も不十分なままで受験の日を迎えることになってしまいます。手遅れになってしまわないように,まずは最低限の基礎固めは今すぐ始めましょう。
夢を実現させるために
前回の英語に続けて今回は数学についてです。
数学では,公式の「抜け」がある人に基礎固めが不十分な傾向があります。自分で公式を導き出せる人は大丈夫ですが,できない場合はきちんと公式を覚え,使いこなせるようにしておかなければなりません。
また、ひねりのある問題が解けない人も,基礎固めができていない可能性があります。基礎的な計算問題(すでに式があり、解くだけの問題など)をよく間違える人も,基礎学力不足を疑ったほうがよいでしょう。
数学の基礎固めのポイントは,教科書に載っている定理や公式をしっかりと覚えることです。このときに大切なのは,ただ丸暗記するのではなく,実際に手を動かして問題を解くことです。公式を覚えるだけでは,どのように使うのかが分かりません。簡単な問題や例題を繰り返し解きながら,定理や公式を深く理解するのが大切です。その後,問題集などでさまざまなパターンの類題を解くことで,数学的な考え方や公式の当てはめ方に慣れると良いでしょう。
また,基礎固めの際は,単元ごとに基礎の公式が紹介されている問題集を使うのがおすすめです。自分がどの単元が苦手なのかが分かりやすいため,効率的な対策ができます。さらに,問題集を選ぶときは難易度にも注意が必要です。自分にとって,簡単すぎず難しすぎないものであれば,復習しながら自分に足りない知識を補うことができます。
夢を実現させるため…
前回の続きです。
では実際に英語学習においての基礎とは何かについて見ていきましょう。
英語の基礎固めが不十分な人は,一文が長いと読むことができません。これは語彙不足・文法や構文の理解不足が影響しています。
もちろん,英文を読む際にすべての単語を逐一日本語に変換するのはナンセンスです。場合によっては,知らない語を読み飛ばす必要もあるでしょう。しかし,基礎的な単語・熟語を知らないでは,大学受験では致命傷になります。文法や構文がよく理解できていない人も,基礎固めに力を入れるべきです。
英語の基礎固めのポイント
具体的な基礎固めの方法は,毎日少しずつでもいいので文法の問題集や単語帳を進め,覚えるまで繰り返して勉強することです。何度も覚えなおすことで,記憶の定着が図れます。
文法に関しては,英文の構造(SVO)をしっかり理解するのも大切です。構文をしっかり押えておくと,英語の長文読解がやりやすくなります。主語(S)や述語(V),目的語(O)など,それぞれの役割を意識しながら構文を理解するようにしましょう。
また,リスニング力を鍛えることも大切です。大学入試では,ライティングやリーディングと同じくらいにリスニングも重要視されます。しかし,リスニング力はすぐには上がりません。英語に長いこと触れて聞き慣れていないと、なかなか対応できない分野です。そのため,まとまった英語を継続して聞くことで,耳を英語に慣れさせましょう。
入試問題でよく出題される英作文に対応するため,日本語と英語の言い換えのパターンを覚えることも重要です。
基本的な和訳英文の問題集を繰り返し,実際に手を動かして書いてみましょう。実際に自分が書いた英文は添削してもらいましょう。